ドイトの園芸|Doit's Gardening

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可憐の秋を彩る
ポットマムの育て方

古くから日本で親しまれた小菊がアメリカにわたって育種が進み、コンパクトな鉢花として育種されたのが「ポットマム(洋菊の仲間)」です。
彩り豊かで可憐な小菊、ポットマムをご紹介します。

日本の菊と洋菊

日本の菊と言いますが、菊は古くは中国から渡来した物で もともとは不老長寿薬として渡来したのが始まりと言われています。
その後観賞用として育種が進み、日本独自の大輪菊が誕生しました。
一方、洋菊は、安くて大量に切花を生産する方向へ育種が進んでいました。

それぞれ別の方向で進んでいたグループが出会うことでさらに豊富な花型や花色が生まれたものが現在流通しています。

例えば、細かく分岐して株全体が花のクッションのように育つものをクッションマム、一つの茎に6~8輪ほどの花を咲かせる物をスプレーマムと呼ばれます。
また、庭の植栽向けに育種された物をガーデンマムとも呼ばれ、用途や容姿により様々な名で呼ばれます。

鉢植えの置き場所と管理
水やり

水が切れると株元の葉が黄色になり枯れたり、蕾が萎れ開花しなくなったりします。
ポットマムなどの観賞菊の開花株を買うと、鉢士の中に根がいっぱいに張っていて、水切れを起こしやすい状態の物がほとんどです。
買ってきたら、大きめの鉢に植替えましょう。

水は表士が乾きはじめたら、早めにたっぷりと与えてください。
受け皿の水は土の中までしっかり水分を吸水させるため、水を少しの間溜めておいても良いです。

置き場所

日当たりの良い場所を好み、西日を避けた明るい屋外がベストです。
しかし高温になる時期 の直射日光では、葉が焼けたり萎れたりするので、注意しましょう。

一時的に明るい窓辺で楽しむこともできますが、花が終わったら屋外に移動します。
室内から屋外に戻す時はやや日陰になる場所に置き、屋外の強い日差しに徐々に慣らしながら日向へ移動します。

開花後のお手入れ

株元から5~8cm前後の所まで切り戻します。根づまり気味の株は、ひと回り大きな鉢に植え直すと翌年の生育が良くなります。
ポットマムは耐寒性のある宿根草なので地上部の葉が枯れますが、翌年は株元から多くの冬至芽が伸びてきます。

翌年の管理

そのまま冬至芽( 花が終わった株の根本あたりに出てくる来年用の新芽 )を伸ばしても花は咲きますが、ボリュ ームのある開花株に育てるには、春の「さし芽 」が大切です。

さし芽の適期は4~5月頃です。10~15cm位の長さでさし穂を切り取り、コップの中で水あげします。
※水をメネデール100倍液にして発根を促進すると、活着が良くなります。
水がしっかり上がったら、用土にさし芽をします。

  • さし芽で株を更新して育てた場合
    草丈が短く分岐が多い株に育ち、花数も増える
  • 越冬株をそのまま育てた場合
    草丈が高くなり、下葉が枯れあがり、ヒョロヒョロした株姿になりやすい

さし芽の用土は赤玉土5、バーミキュライト5 の割合がおすすめです。バーミキュライトは雑菌が少ない上に保水性が高く、加えて赤玉土には適度な重さがあるのでさし穂が固定され、発根がスムーズに行われます。発根後は、それぞれポットに植え付けます。
育成するための用土は、「赤玉土5、腐葉士3、川砂2」+「ゼオライト少量 」の割合を参考にしてください。

これも、育成する環境や管理方法によってベストな配合は変わります。自分の育てる環境に合った配合を工夫するのも、キク栽培の醍醐味です 。

ポットマムの挿し木の方法
  1. 発根を促進するため水を入れたコップにさし穂を入れて水揚げします
  2. 鉢の縁側にさし穂をいれます。
    割り箸などで下穴をあけます。
  3. さし穂を下穴に差して中心から外側に向けて軽く土を押し、さし穂がグラつかないよう固定します。
    15日程度発根するのでそれぞれをポットに分けて育てます。

「※可憐に秋を彩る ポットマムの育て方」は季刊誌はいからVol87に掲載されたドイト提供記事をweb用に再編集いたしました。
はいからについてくわしくは アクティブなシニアを応援するサイトはいからをご覧ください

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