漆喰とは、消石灰にのり、スサ(きざんだ麻など)を混ぜて水で練り合わせたものです。防火性、耐久性が高いのが特徴で、古くは蔵、塀、城、家屋など、外装・内装に使われていました。調湿効果も高く、高温多湿な日本の気候風土に合った建材です。
また、近年問題になっているシックハウス対策にも有効で、漆喰は、空気中の浮遊する有機溶剤を内部に吸着し、中和させます。健康的で環境に優しい自然素材なのです。
昔ながらの漆喰は、接着力が弱く乾燥後にひびが入りやすいなど、扱いにくい素材でもあり、DIYでは施工が難しくもありました。また、下地がビニール素材だと、上から施工することができませんでした。
しかし、こういった短所を解消した商品も多数開発され、DIYでも手軽に施工できるようになりました。