DIYハウツー集

ドイト ハウツー集

障子の貼り替え

汚れや、日焼けなどで変色した障子紙は、部屋を暗い印象にしてしまいます。障子を張り替えると、見違えるように部屋の中が明るくなります。障子紙は1枚で 貼れるタイプ、さらにアイロンで貼れるタイプが登場して、障子貼りがぐっと楽になりました。手軽に貼りかえて、気持ちよくすごしましょう。

障子紙の素材

障子紙の多くは、パルプにレーヨンなどを混ぜたものです。通気性には富んでいますが、破れやすいという短所もあります。破れにくい障子紙として、化学合成繊維100%のものや、長繊維の植物を使った天然のものがあります。 まずは各素材についてご紹介します。

 

パルプ

木材片を砕いて繊維を取り出したもの。強度は低いですが安価で、障子紙の主たる材料となっています。

 

楮(こうぞ)

昔ながらの和紙の原料であり、丈夫で風合もよく、その質の高さはまさに障子紙の最高級品です。

 

レーヨン

合成繊維。美しい光沢とかなりの強度などが楮に似ており、原材料が楮にくらべて安いので、質的にも価格的にも最も実用的で、現在いちばん多く使われています。

 

ビニロン

吸湿性が高く軽くて丈夫なため、木綿によく似た合成繊維といわれています。

 

その他

自然素材・・・麻、三椏(みつまた)

合成繊維・・・ポリエステル

障子紙のサイズ

一枚貼り

最近は一枚貼りの障子紙が主流になってきています。幅が94cmで、長さは3.6~7.2m、障子枠2~4枚分のものが多いです。コマのサイズに関係なくどんな障子にも貼れ、一気に貼れるので便利です。

 
美濃判

美濃判の基本的なサイズは、28cm×18.8mです。

 
半紙判

半紙判の基本的なサイズは、25cm x 22.5mです。

※美濃判、半紙判の場合は、障子枠のサイズを確認してから合うサイズを選びましょう。

貼り方の種類

のり貼り

桟にハケでのりを付けて貼る方法です。障子紙用ののりは、水で溶いてハケでのり付けするタイプと、キャップに桟のガイドが付いた容器入りもあります。容器入りの場合は、桟にそって直接押し出すだけで簡単にのり付けできるので、ハケを使い慣れない方におすすめです。

 
アイロン貼り

水やのりが不要で、アイロンで貼ってアイロンではがせます。片面が熱でとける接着樹脂でコーティングされています。

 
両面テープ貼り

障子用両面テープを障子の枠や桟に貼り付け、上から障子紙を貼っていきます。のりを使わないので、手を汚さずスピーディーに作業できます。のり貼りに比べてはがしやすいのも特徴です。合成繊維の障子紙を貼るのに適しています。

貼り方の手順

用意するもの

障子紙
障子用のり(ワンタッチ)
ハケ、障子用のり(ハケ用)
はがし剤
のりバケ
カッターガイド

(または定規)

障子用カッターナイフ

1. 古い障子紙をはがす

ハタキでホコリを払い、裏からのりバケや霧吹きで桟の部分に充分に水を含ませます。2~3分おいたら下の方からゆっくりとはがしていきます。

※水を含ませたスポンジで桟をぬらしてはがす方法もあります。また「はがし剤」を使うと、桟を傷めずに手早くきれいに障子紙をはがせます。

はがした後はぬれたタオルで、古いノリやはがし剤、水でしみ出た木のアクなどを丁寧にふき取り、桟を十分に乾かしましょう。

2. 障子紙を仮留めする

障子を新聞紙等を敷いた平らな面に寝かせます。障子の上の縁に障子紙を合わせて、曲がっていないのをよく確かめてから3~4箇所セロテープで留めます。仮留めをしたら障子紙を巻き戻し、障子の外側に置いておきます。

3. 桟にのり付けをする

障子用のりは、説明書に従い水で溶かします。桟全体を軽くたたくようにして、のりが桟からはみ出ないようにします。のりの付け忘れがないように注意しましょう。
※容器入りの障子のりは、押し出すだけで桟の中央に線状ののり付けができ、つけすぎる失敗がありません。

4. 障子紙を貼る

巻き戻してあった障子紙を一気に転がして貼り、桟の部分を軽く手で押さえます。

5. 余分な障子紙を切り取る

周囲の余分な紙はカッターでカットします。6mm位の幅を残して切ります。カッターは桟から離さず、定規は横に滑らせるようにして使います。刃先を15~20°位にたおして切るとよく切れます。

障子紙のカットにおすすめカッターナイフ、カッターガイド

半円形刃が特徴のこのカッターナイフは、押しても引いてもカットできる優れもの。小さな部分は押さえて切ることもできます。

ぬれた紙でもなめらかな切れ味を発揮するので、のりが乾ききっていなくても障子紙がきれいにカットできます。そのほか布地や皮のカットにも適しています。

カッターガイドは、内側に段差のある溝がついていて、カットしたい位置で固定することができます。位置がずれずきれいに障子紙を切ることができる便利な道具です。

参考

破れた穴の補修
 
大きな穴の補修は、桟の一マス全部をカッターナイフなどできれいに切り取り、その部分に新しい障子紙を貼ってしまいます。色付きや透ける柄の付いた部分貼り用の小さなサイズのデザイン障子紙もあります。

小さな穴は、花模様などの形をした和紙のシールを貼って直せます。内側と外側の両方から同じシールをぴったり合わせて貼っておくと、どちらの面から見ても穴が隠れます。

こわれた桟の補修

ひびが入った程度ならば、断面に瞬間接着剤を塗って指で押さえて接着させて直します。

完全に折れて桟が元に戻せない場合は、折れた箇所を切り取り、桟のサイズにあった代わりの木材を用意して瞬間接着剤で接着し、補修します。

 

敷居のすべりが悪いとき

すべりの悪い敷居をそのままにしておくと、建具まで傷めてしまいます。市販されている敷居用のテープを貼ったり、専用のロウを塗るとよいでしょう。また、障子、ふすまの下側に貼るだけですべりがよくなるタイプのテープもあります。

※こちらのページの画像はイメージです。商品のお取り扱いについては、各店舗にてお問い合わせください。