DIYハウツー集

ドイト ハウツー集

春まき一年草

暖かくなってくると、今まで元気のなかった植物たちがいきいきしはじめます。秋にまいたパンジーなども急に勢いづきます。桜の季節が終わると春の園芸シーズンです。冬の間コタツの中で考えてきた計画を実行に移しましょう。

春まきの草花

ほとんどの草花は4~5月が種子まきの適期となります。春まきの草花は、熱帯~亜熱帯性の植物なので、発芽にもかなりの温度が必要です。あせって早まきすると発芽しないので適期にまくようにしましょう。ただ秋まきのものと違って遅くまいても発芽します。
 
■早まきのもの(3~4月)
アゲラタム
インパチェンス
アスター
 
■4~5月にまくもの
キンレンカ
ニチニチソウ
ペチュニア
サルビア
ケイトウ
ヒマワリ
ホウセンカ
エキザカム
コスモス
百日草
マツバボタン
カモミール
ベゴニア
マリーゴールド
キバナコスモス
センニチコウ
アサガオ
キンギョソウ
上のリストはおおよその目安です。詳しくは種子の袋の説明をよく読んでから、まくようにしてください。
本来は秋まきのものでも、春にまくことができる植物や、タネまきできる期間が長いものなどがあるので、種子をまく時期によって開花時期をずらすことができます。
[ 1 ]インパチェンス [ 2 ]ペチュニア
[ 3 ]ケイトウ [ 4 ]センニチコウ
 春まきと秋まきの違い 

春まきの植物を秋まきの植物の違いは、その植物が暑さに強いか、寒さに強いかです。その違いは植物の原産地によります。 しかし、その植物を日本で育てると元々の性質とは異なってきます。日本の蒸し暑さや霜の降りる寒さに耐えられるものが多年草となります。

パンジーは蒸し暑い夏に弱いので秋に種子をまき、逆にアサガオは寒さに耐えられないので春に種子をまきます。また生育期間が長くなったり、開花時期がずれたりしますが、秋でも春でもどちらでもまける種類もあります。
 

 春・秋どちらでも種子のまける植物 

アゲラタム、アスター、アンチューサ、キンギョソウ、ダールベルグデージー、ムギセンノウ、宿根リモニウム、
タイム、タンジー、ローマンカモマイル、ジャーマンカモマイル、チャイブ、ボリジ、マロウ、チコリなど
 
[ 1 ]キンギョソウ [ 2 ]タイム
[ 3 ]タンジー [ 4 ]ジャーマンカモミール

種子のまきかた

種子まきには直まき、箱まき、ポットまきの方法があります。それぞれの特徴を考慮して種子まきをすると効果的です。
また苗を使う場所や量を考えることも大切です。
 直まき 
 
直まきには種子が大きく、あまり手をかけなくてもよいもの(アサガオ・ヒマワリなど)や移植を嫌うものが適しています。
移植を嫌う植物にはマメ科のもの(ルピナス・スイートピーなど)やケシ科のもの(アイスランドポピー・ヒナゲシなど)があります。
ワイルドフラワーなどあまり手をかけなくてすむ植物も、この方法が適しています。
 箱まき 
 
床まきともいいます。ほとんどの草花がこの方法で苗をつくることができます。苗をたくさん欲しいときはこの方法がおすすめです。
底の浅い箱や鉢に種子をまき、本葉1~2枚で1度植え広げをして、本葉3~4枚でポットなどに鉢上げします。
移植の時は苗を傷つけないように扱いますが、移植を嫌う植物にこの方法は不向きです。

2度も移植をするので手間はかかりますが、移植をすることによって苗を健全に育てることができます。またこの方法だと苗の大きさが揃います。
 ポットまき 
 
直まきするほどのスペースはないし、そんなに苗はいらないと思っている人におすすめなのが、ポットまきです。
2~3号のポットに数粒まいて、発芽後いいものだけを残しながら間引きしていく方法です。ポットでなくてもプランターや鉢でもできます。この方法は移植を嫌う植物でも大丈夫です。

種子の採取

 種子を自家採取する 
 
花をいっぱい咲かせるには花がら摘みが必要になります。花がら摘みを怠って種子をつけてしまうと、株は種子の方にエネルギーをとられるため、花つきが悪くなるからです。

簡単に種子をつけてしまう草花であれば、多少花つきが悪くなっても来年のことを考えて種子を採取します。ヒマワリやアサガオなど種子が大きいものは種子を取って紙袋などに入れておきます。キンギョソウなど種子の細かいものは房ごと取っておきます。

また、自分で交配して今年とは違う色の種子づくりをしてみるのも楽しいかもしれません。採取後は植物名・採取日などわかるようにして、日の当たらない乾燥した涼しい場所に保管します。
 
 
 こぼれ種でも発芽するもの 
 
特別手をかけなくても、こぼれ種で発芽するものがあります。その代表格はクリサンセマム・ノースポールです。その他、忘れな草、ヤグルマギク、コスモス、初雪草、おしろい花、ムラサキハナナ、アリッサムなどです。

初めは雑草と間違って、抜いてしまうことがあるかもしれません。でもこぼれ種でも発芽する植物があるということを知っておけば、雑草かその植物か気を付けることができます。こぼれ種で自然風ガーデンを目指すのも、手がかからずおすすめです。
 F1種子について 
 
種子袋でよく目にするF1(エフワンと呼びます)という文字。F1品種とは一代交配種という雑種の一種です。例えば親がAAとaaで、交配すると必ずAaになります。これがF1種子で性質的に均一のタネができます。これをまくと、そろった同じ苗になります。

このF1種子AaをAaで交配するとAA、Aa、aaの3種類の種子ができてしまいます。つまりF1種子からできた種子は前の苗とは違ったものができる可能性があります。またF1種子よりも劣ったものができてしまうこともあるので新しく種子を買った方が安心です。F1品種でも種子はできるので、どんなものができるのか楽しむというのもおもしろいかもしれません。
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