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秋まき一年草

秋まき一年草

春は花の季節です。花いっぱいの春を迎えるには、秋に種子をまくのをおすすめします。種子は、一度に多くの苗を作れます。寒さや霜の害にあわないようにしたりと苗を育てるより手間はかかりますが、花が咲いたときの喜びは一言で言い尽くせません。

秋まきの草花

9月・10月が種をまくおおよその適期となります。中には夏(7~8月)にまくことができるものもありますが、この場合発芽適温が低いものは発芽しないので注意が必要です。
買ってきた種子の袋の説明をよく読んでからまくようにしましょう。
 
 
■ 早まき(7~8月)
(発芽適温18~20℃)
・パンジー
・ビオラ
 
■9~10月上旬 
(発芽適温15~20℃)
・ポピー
・エスコルチ
・スターチス
・スイートアリッサム
・ゴデチア
・キンギョソウ
・ナデシコ
・フロックス
・キンセンカ
・カスミソウ
・ミムラス
・リナリア
・ストック
・ニゲラ
・アゲラタム
・ノースポール
・ビスカリア
・ムチルコーレ
・レースフラワー
・ネモフィラ
・ダールベルクデージー
・宿根カスミ草
・矢車草
・千鳥草
 
■遅まき(10月中旬)
(発芽適温15~18℃)
・アンチューサ
・ワスレナグサ
・スイートピー
・ロベリア
・シノグロッサム
 
 
上記のリストはあくまでも標準的なものです。
基本的に寒さに強い草花ですが、寒さが厳しく越冬が難しい地域では、秋まきのものでも春にまくことがあります。
種まきのできる適期が長い草花は、同じ品種でも種子をまく時期を遅らせれば、開花が遅くなります。この性質を利用して、長い期間花を楽しむことができます。種まきが遅くなると生育が悪く、耐寒力も弱まるので適期にまくことが大切です。

種子のまきかた

種は直まきできる種と移植しながら育てる種との2種類があります。直まきできる種は、種子が大きいもの、移植を嫌うもの(マメ科やケシ科)などがあります。
初めて種子から育てる方は直まきをおすすめします。秋まき一年草の多くは20℃前後が発芽適温なので、9月中旬~10月中旬までにまかないと発芽しません。
 
 
 
 直まき  
 
■直まきできる種
▼中高性種
スイートピー・カスミ草・ニゲラ(黒種草)・千鳥草・矢車草(菊)・エスコルチア(花菱草)・リナリア(姫金魚草)・カモミール・ベニバナ・レースフラワー・スターチス・西洋ノコギリ草
▼低性種
ネモフィラ・アリッサム・忘れな草・河原ナデシコ・ノースポール
[1]ニゲラ [2]ヤグルマギク
[3]リナリア [4]ネモフィラ
 1.畑や花壇に直にまく  
.土はよく耕しておく。
.1か所に3~4粒まく。
.発芽後よいものだけを残して間引きする。
 2.ポットに直にまく  
ポットで育て春先に苗が大きくなったら、コンテナや庭先の好きな場所に植え替えます。この方法だと真冬の霜除けや水やりが便利です。
 
☆用意するもの
・種まき用土
ポット3寸(またはジフィーポット8cm)
.1ポットに3粒位ずつまく。
  トレーを用意して種類ごとに。
  ポットを並べてラベルを付ける。
.良い芽を残して間引く。
.春先まで苗を大きく育ててから定植する。
  ジフィーポットの場合はそのまま苗を抜かないで定植できる。
  液肥をやって苗を大きくする。
 3.コンテナに直にまく  
あらかじめコンテナを決めて直にまきます。直根性のスイートピーはこの方法が向いています。
 
 
<スイートピーの場合>
.大きな種の場合、指で穴をあけて2~3粒位ずつまきます。
  土にはあらかじめマグアンプKなどの緩効性肥料で施肥しておきます。
.芽が出て間引いた後、洋ラン支柱で結束します。
.春になって伸び始めたら、もっと長く太い支柱に替えていきます。
 移植しながら育てる  
 
直まきできない種は下記の方法で行います。
 1.プラグ苗ポットにまく  
 
移植しながら育てる生産者が使う種まき用ポットで、移植も土ごとできおすすめです。
.ラベルを付ける。
.本葉が3~4枚になったらポットに移植する。
  ※液肥をやりながら春まで株を大きくする。
 2.プラグ苗ポットにまく  
.容器に直接まく。
.発芽してから間引く。
.本葉が3~4枚になったらポットに移植する。
  ※液肥をやりながら春まで株を大きくする。

種まきのコツをつかむ

 種まきの注意点  
 
1. 種まきの土は赤玉土を主として種まき用土を使う。
2. コンテナへの直まきは、あらかじめマグアンプK(緩効性肥料)や有機肥料を入れておく。
3. ポットで苗を大きくしている間は、液肥か置肥(緩効性肥料)を施す。
4. 苗の移植はできれば土ごと行う。
5. 種をまいたらフルイで種子が隠れる程度に土をかける。大きな種の場合は用土に穴をあけて種を埋める。
   粉のようなごく小さい種(微細粒子)や光が当たらないと発芽しないもの(好光性種子)には土をかけない。種子袋の説明をよく読んで行う。
 
●好光性種子の例
ペチュニア[1]、インパチェンス[2]、キンギョソウ、プリムラ類など
6. 発芽するまでは水を切らなさない。目の細かいじょうろでやさしく水をかける。種の小さいものは、霧吹きを使って水やりをすると種が流れない。
 種まきの便利な道具  
 
[A] プラグ苗ポット
間引き作業が少なく、土がついたまま移植ができます。

[B] ピートバン
水でふくれる種まき用土です。早春に室内で種まきができます。

[C] ラベル
種をまく楽しみの一つにラベル付けがあります。気分が盛り上がります。

[D] 盆栽用移植セット
大小の移植ゴテが入っているので便利です。

[E] ピンセット
間引くときに便利です。
※こちらのページの画像はイメージです。商品のお取り扱いについては、各店舗にてお問い合わせください。