鎌倉殿の13人 16話 見逃し配信！再放送と感想 Tverなし！

13話までは非常によくできた作品で毎週楽しみに見ております。しかし、登場人物が多く、人間関係も複雑なので、脚本もかなり難易度が高いのではないかと思います。随所に三谷作品の特徴が出ており本当に楽しく拝見させていただいております。ただ、登場人物も多く人間関係もさらに複雑になってくると思いますので、その辺を見る側に失望させずストーリー展開をさせていけるかが今後の見どころになるんじゃないかと思います。

鎌倉殿が自分の地位をしっかり固めつつあって全体としては徐々に盛り上がってきている。鎌倉を出立した九郎の活躍は多くは描かれないかもしれないが、腰越で足止めされたり壇ノ浦の戦いなどがどのように描かれるのか、あっさりと誰かが伝達して終わってしまうのか楽しみだ。鎌倉殿と九郎の主従関係が今後も気になるので、最後まで見届けたい。

毎回楽しににリアルタイムで拝見しています。三谷幸喜特有のコメディタッチが深刻さに欠けるかな、と気がかりだったにですが、これからどんどん本格的にヘビーな内容になってきそうで期待しています。
最初は頼りなかった大泉洋の演技にも注目しいます。歴史を改めて学ぶよいモチベーションになりました。

三谷さんの作品ということで、本当に1から10まで面白さ満載で、宮澤エマさんの零れ出る面白発言が見もので、三谷作品を生かすのにこの方はぜひ必要な存在だと改めて感じました。
八重さんのお父さんとお兄さんが悲壮な最期を遂げた時のことを、そのエマさん扮する実衣さんが、じ様は何で、ああなったのかみたいなことをおっしゃるシーンがありましたが、その軽い感じと面白いニュアンスの言い方が最期を迎えたことが吹っ飛ぶくらい面白かったですし、第一話の政子さんが頼朝さんにお膳を運ぶ際の姉はぞっこん、の台詞から始まり、その場面場面での台詞と彼女のニュアンスで毎回抱腹絶倒させて頂いております。
とにかく見どころが多すぎてどこから何をどうご説明すべきかと、説明下手な私には至難の業ですが浮かんだ順にお書きしたいと思います。
後白河さんが頼朝さんの夢枕に立って頼朝さんが毎回難儀されてるシーンは、三谷さんならではのユーモラスな場面でシリアスも吹き飛ばしてくれます。
菅田さん扮する義経さんが戦したさに血気盛んで、頼朝さんが頼れる弟だと言われたシーンは悲壮な最期を迎えた本当の義経さんのことが頭にある私と致しましては嬉しい限りです。
ですからこの鎌倉殿で、頼朝さんが義経さんを良くしてくれるシーンは本当にありがたいです。
亀の前事件で、亀さんの家屋崩壊させたシーンに義経さんも絡んでいることに対し、苦渋の決断でその義経さんに謹慎を申し出た頼朝さんの心境は、とても痛かったのではないかと感じました。
しかし宮沢さん扮するりく、歴史上の名・牧の方さんのお兄さんが必死で言い訳して義経さんが家来と好き放題暴れた、というシーンはここも笑わせて頂きました。
九郎を止めなかったという理由でちょんまげ切られる羽目になりましたが、この牧の方さんのお兄さんのポジションも因果なものだと感じました。
頼朝さんの浮気で、彼に対する悪口をその他大勢のような家来衆が義時さんに口々にやいやい言うところが、13話の最大の見どころでした。
山本耕史さん扮する三浦義村さんに呼ばれ、皆の意見を聞いてほしいと通された先で、皆いっぺんに義時さんに意見をぶつけ、義村さんが一人ずつ順番にと声を荒げられたシーンもまた、戦時代にそぐわず今風に脚色されている感じで親しみ湧きました。
ただ、義経さんのその猪突猛進差には暗雲立ち込めるものを感じます。
義円さんを言いくるめて追い出して手紙破って頼朝さんにばれたシーンは言わんこっちゃないと心の中で何度も叫びました。
13話では義時さんや範頼さんについていきたいと言い出して女性と過ごして遅刻しただの、生魚食べてお腹壊した範頼さんだの、本当に好きな場面でした。
お目汚し失礼致しました。